痛風だけじゃない、高尿酸血症のいろいろ。

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尿酸とはどんなもの?

尿酸は主にプリン体からつくられる

「尿酸」は、私たちの体の中に常に存在しており、つくられる量(産生)と体の外に出される量(排泄)のバランスにより一定量に保たれています。
この尿酸の材料となるのが「プリン体」と呼ばれる物質。尿酸はプリン体を代謝した結果生じる老廃物(燃えカス)なのです。

尿酸というと食べ物に含まれているプリン体を気にする人が多いのですが、実は食べ物から取り込まれるプリン体からつくられる尿酸は全体の20%ほどに過ぎず、残りの80%は体内にあるプリン体を原料にしてつくられています。

尿酸は以下の3つの過程でつくられています。

1.新陳代謝により放出されるプリン体からつくられる

体の中では、新しい細胞が生まれて古い細胞が死んでいく「新陳代謝」が、絶えず行われています。古い細胞が死んでいくときに、遺伝子を構成していたプリン体が放出、分解され、尿酸がつくられます。

2.運動によるエネルギー消費によってつくられる

私たちがさまざまな身体活動を行うとき、そのエネルギー源として、体内にある「ATP」という化合物が使われています。ATPはプリン体の原料となります。通常は、ATPがエネルギー消費のために分解されてもほとんどが再利用されるため尿酸まで分解されるのは一部ですが、急激な運動や暴飲暴食などでATPが急に多量に使われると、再利用されることなく分解が進み、尿酸になるものが増えます。

3.食品に含まれるプリン体を原料にしてつくられる

プリン体は細胞核の中にある遺伝子に存在するため、内臓(レバーなど)や魚卵など細胞数が多い食材や、乾燥により細胞が凝縮されている干物などに多く含まれています。

体内で「尿酸」がつくられる過程

「尿酸値」とは血液中の尿酸の濃度

血液中の尿酸の濃度のことを尿酸値(血清尿酸値または血中尿酸値)といいます。
血液1dL(100mL)の中に尿酸が何mg含まれているかを表したものが、「尿酸値」です。“尿酸”という名称から、“尿の酸性度”とよく勘違いされますが、全く別のものです。
尿酸値は一般的に男性の方が高めです。これは、女性ではエストロゲンという女性ホルモンに尿酸の排泄を促す作用があるためです。そのため、女性でもエストロゲンが減る閉経後は尿酸値が高くなっていきます。

尿酸値が高くなる仕組み